「してくれてもいいんだけど」???
日頃の思考、考え方、言葉選び、話し方は大事だなと思った話です。
私の身近なところに「~してくれてもいいんだけど?」が口癖の人がいます。
私はこの言い回しが好きじゃなくて、普通に頼んでくれたらいいのになぁと長年思ってきました。
私は誰かの役に立てることが嬉しいので頼まれごとは基本的に断らずに、自分がやりたくてやっているんだということを忘れないようにして日々を過ごしてきました。
自分も嬉しいし、相手も嬉しいというのはとても気持ちが良いものです。
それでも、その人から「~してくれてもいいんだけど?」と言われると、自分がやりたくてやっているんだという思いがしおれていきます。
完全に思いがしおれたときは、頼まれごとをお断りするようにしています。
その人が ”頼みごとをしてほしいという気持ちより、どちらかというと自分の不満を相手にぶつけることの方を優先させたんだ” と考えれば、その人の望みは叶っていると解釈できます。
そう考えれば自分もそれほど罪悪感を感じずに済みますから、その方が精神的に良いだろうと思っています。
言葉が周りに与える影響はすごく大きいなと思います。
何かを人に頼むときに、”「~してもらえる?」とか「手伝ってほしい」とか普通に言えない心理はなんだろう?”と考えると、その人は他者に対して期待値が大き過ぎるのかなぁと思いました。
この人はとても素直な人なので、人より思ったことが外に出やすいのです。
「なんで気づかないの?言わなくてもやってよ!」というその人の思考が言葉に出てきてしまっているのに、
そのことを本人に指摘してもわかってもらえないし、全く気づけないというのはとても不思議だし、怖いことだなとも思いました。
マザーテレサの有名な言葉を思い出します。
"思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。”
その人を見ていると、まんまこの言葉の通りだなと思います。
いつも心穏やかに、思考で人を傷つけることなく過ごしていきたいものです。