肌は排出器官だった、肌断食を2年続けた結果分かったこと。
今朝水で顔を洗った時に、久しぶりに肌断食の記事でも書こうと思いました。
私が肌断食を始めたのは、息子を出産してからなので、もう2年以上前のことになります。
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肌断食とは簡単に言えば、肌に余計なモノを与えず、肌本来の持つ力を引き出すというスキンケアです。
具体的には洗顔は基本的に水で、洗顔後は少量のワセリンで保湿する、という具合です。実にシンプル。
「与えることが当たり前」の状態から、突如「何も与えない」状態へ、その急激な変化は時に肌荒れを引き起こすことがあります。
でもそれを乗り越えて肌が本来の力を取り戻せば、とてもシンプルで健康的な生活が待っています。
私の場合は3、4か月ほど、肌がごわごわ、かさかさとして、毛穴の詰まりが気になる状態が続いたと記憶しています。
でもそれを乗り越えると、不思議なほど肌が健康になっていきました。
最初の変化は、水洗顔後の肌のツッパリ感が少なくなったことです。
油脂の分泌が正常になったことで、かさつかず、べとつかず、健康的な肌の状態になりました。
俗にいう「マイオイル」という、自分産の天然美容オイルが作られるようになったのでした。
*化粧品会社が目指している美容オイルは、人間が本来自分で作り出す油脂の成分、という話があるそうです。そんな大事なオーダーメイドのマイオイルを綺麗にクレンジングで落として、それをコスメで補うというのは、なんだかおかしな話です。
1年ほど経って、肌がぴかぴかと輝いてくる状態になると、周りの人に「肌が綺麗だね」と褒められるようになりました。
その頃、お化粧はミネラルファンデーションを軽くのせる程度でした。
化粧時間もごく短時間で済みます。
その様子を見ていた姉は驚いて私にいろいろと質問してきたので、肌断食を紹介してみましたが、「自分にはとてもじゃないけど挑戦できない。でもコスメ代もかからないし、本当に肌も綺麗だし、いいな。」と言われました。
それからも何度か姉との会話に「肌断食」の話題が上がりますが、姉が挑戦することはありません。
化粧品や美容に対する固定観念が強いと挑戦するには相当勇気が必要だろうと思います。
それに無理してやることでもないです。
私の場合は化粧品代を節約したいというのも大きな理由の一つなのです。
さて、さらに1年が過ぎ、肌断食を続けて2年が経った今、体験的に分かったことがあります。
それは肌は排泄器官だったということです。
それまで「ターンオーバー」という言葉を聞いたことはあっても、「肌の細胞が新しく生まれるサイクルのことか、へ~。」くらいの認識しかありませんでしたが、
今は「体のいらないモノが肌から自然に出て行っている」という実感があります。
それはどういうことかというと、例えば水で洗顔するだけで毛穴の汚れ、角栓がすっと自然に取れるというようなことです。
毛穴の汚れが目立って角栓が毛穴を広げるような状態は、肌が正常ではないということが、今ならわかります。
肌が健康だと、毛穴は小さくなるし、角栓も目立って大きくなることはありません。
そして時がくれば自然にぽろっと抜け落ちます。
角栓はあるのが正常だからなくなることはありません。
でも肌からの排出が上手くいっていれば、角栓は細く目立ちませんし、時がくれば抜けるので、なくなったような気さえしてきます。
今朝、洗顔中に鏡を見てたまたま角栓が抜け落ちるのが目に入り、ここ1年くらい角栓の存在を気にしなくなっていた自分に気が付きました。
そしてその時改めて「肌は排泄器官だったんだな」と感じたのでした。
排出器官だと考えれば、そこから逆に何かを与えようとするのは不思議な行為に思えてきます。
上手く排出させること、それが肌断食というスキンケアなのだと思います。
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いらないモノを出す、ということがいろいろなところで繋がっているような気がしています。